瓔珞(えいらく)3話 霊柏を騙る者
目次
あらすじ
霊柏(れいはく)を叩いて300回の杖刑(じょうけい)に値する罪を犯した瓔珞(えいらく)は「昨夜夢を見て霊柏が長年同じ場所にいたためむずがゆいと言ったので掻いてあげました。すべては誠です。偽ってはおりません。」と釈明をしました。
乾隆帝はエイラクを許しました。
皇帝が去ると事態を見ていた張女官(ちょうにょかん)は瓔珞(えいらく)に貴重な霊柏について教えてあげました。皇帝陛下が外出なさったときに汗をおかきにならなかったのはこの柏の木が随行して陛下をお守りになったのだと。
皇太后(こうたいごう)は息子の乾隆帝を部屋に呼ぶと「偏愛も悪くはない」といって新しく後宮に入った舒貴人(じょきじん)と子をもうけるように言いました。乾隆帝にその気はなく、乾隆帝は瓔珞(えいらく)のことを思い出し部屋から出て行ってしまいました。
乾隆帝は柏木のところに戻って瓔珞(えいらく)を探しましたがいませんでした。乾隆帝は小賢しい言い訳をした瓔珞(えいらく)のことが気になり宦官李玉(りぎょく)に捜すよう命じました。
富察皇后(ふちゃこうごう)は助けを求めに来た愉貴人(ゆきじん)を追い返した女官明玉(めいぎょく)を叱りました。明玉(めいぎょく)は皇后様を高氏から守るために追い返したと言い訳をしました。そこに乾隆帝が部屋に入って来て何の話をしていたか尋ねました。富察皇后(ふちゃこうごう)は懐妊を記念して門を建てようかと話し合っていたが女官が反対したと嘘をつきました。乾隆帝は富察皇后(ふちゃこうごう)の身体を気遣い部屋から出て行きました。富察皇后(ふちゃこうごう)は愉貴人(ゆきじん)が無事に出産することを願っていました。
高貴妃(こうきひ)のもとに乾隆帝の従者李玉(りぎょく)がやって来ました。乾隆帝は金剛般若経を贈り、高貴妃に怒りを鎮めるように求めました。乾隆帝は高貴妃(こうきひ)に写経を命じたのでした。怒った高貴妃(こうきひ)は経典で李玉(りぎょく)を叩こうとしましたが、従者は「それは皇帝陛下からの下賜品です」と言うと高貴妃(こうきひ)は我慢して写経することにしました。
瓔珞(えいらく)は吉祥(きっしょう)と錦繍(きんしゅう)玲瓏(れいろう)の4人でそれぞれお盆を手に持ち王宮内を歩いていました。錦繍(きんしゅう)は皇后さまの弟君について噂をしていました。4人の話を聴いていた侍衛(しえい)の斉佳慶錫(ちぎゃけいしゃく)は「来い」と言って瓔珞(えいらく)の手を引っ張りました。
このことは方女官(ほうにょかん)の耳に届きました。
侍衛(じえい)の斉佳慶錫(ちぎゃけいしゃく)は瓔珞(えいらく)の姉瓔寧(えいねい)の恋人でした。瓔珞(えいらく)は姉を好いていた斉佳慶錫(ちぎゃけいしゃく)を嫌っていました。瓔珞(えいらく)は「私たちは卑賤(ひせん)の身分です。姉がどれほど美しくて賢くても貴いお方が正室にするわけがない」と言いました。斉佳慶錫(ちぎゃけいしゃく)は5日ごとに当直なので何かあったら訪ねてくるように言いました。瓔珞(えいらく)は「あなたは姉の夫に値しない」と言いました。
その時、方氏が部屋の外まで来ていました。瓔珞(えいらく)は方氏の頭に籠を被せて頭を叩き混乱させると侍衛(じえい)を逃がしました。瓔珞(えいらく)は厠がなかったので部屋で用を済ませていたので覗き見られることに怒っていたのだと言い訳しました。方氏は瓔珞(えいらく)を憎みました。方氏が去った後、瓔珞(えいらく)は姉の形見である玉の飾りが石畳の上に落ちていることに気が付きました。
宮女の氷清(ひょうせい)は方氏に茶を持って行きましたが方氏は怒りで茶をひっくり返しました。瓔珞(えいらく)は氷清(ひょうせい)に姉の飾りのことを尋ねると、これは阿満(あまん)のものだったが後宮を追放されたと言いました。
方氏は氷清(ひょうせい)を呼びつけて誰と話していたのか問いただしました。阿満(あまん)のことを瓔珞(えいらく)に話したと氷清(ひょうせい)が答えると、方氏は瓔珞(えいらく)を警戒しました。
高氏は怒りながら写経を終えると侍女の芝蘭から乾隆帝が皇后に会ったという情報を得ました。高氏は皇帝でさえも(皇后の対面を保つために)後宮のことに口出しできないと確信を得ました。
李玉は瓔珞(えいらく)を捜しました。
方氏は氷清(ひょうせい)に瓔珞(えいらく)を見張って逐一報告するよう命じました。
繍坊に舒貴人(じょきじん)納蘭(ナーラン)氏と慶常在陸氏(けいじょうざいりくし)が現れました。二人は刺繍している瓔珞(えいらく)を見つけると、烏雅(うや)が後宮を追い出されたと言いました。瓔珞(えいらく)は女官ごときが知るはずもありませんと答えました。じょ貴人は瓔珞(えいらく)を憎みました。
李玉の前に並んでいる5人の女官は皆「木を掻いておりました」と言わせて声を確認していました。
李総官(りそうかん)は繍坊に行き「弁の経つ下働きの女官」を連れて来るよう張女官に命じました。張氏は瓔珞(えいらく)に後ろに並ぶように言いました。李玉は一人ずつに「木を掻いておりました」と言わせていました。そこに舒貴人(じょきじん)納蘭(ナーラン)氏と慶常在陸氏(けいじょうざいりくし)が現れました。張氏の機転で瓔珞(えいらく)は言い終わった女官の列に並びました。
舒貴人(じょきじん)は「入内してまだ陛下にお会いしたことがない」と陸氏に話しました。二人の後に瓔珞(えいらく)も付き従っていました。舒貴人(じょきじん)は「宮に入ったからには寵愛を受け息子を産むことを目指さねば」と慶常在陸氏(けいじょうざいりくし)に言いました。
富察傅恒(フチャ・フーヘン)侍衛(しえい)が通路を通ると女官たちは嬌声(きょうせい)をあげました。富察侍衛は皇后の弟で女官からとても人気がありました。
錦繍(きんしゅう)はわざとハンカチを落として富察侍衛の気を引こうとしました。瓔珞(えいらく)は錦繍(きんしゅう)の腕を引っ張りました。
感想
瓔珞(えいらく)3話の感想です。1話と2話に登場した怖いお妃、高貴人の出番は少し減りました。少し様子が分かって来ました。女官の張氏は主人公瓔珞(えいらく)の味方のようですね。それに対し方氏はどうやら敵みたいです。あまりに登場人物が多すぎて誰が誰かまだよくわかっていませんけど、家族はこのドラマのことを面白いと言っているようです。
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