瓔珞(えいらく)4話 後宮の主として
目次
あらすじ
ハンカチを落として富察侍衛(フチャしえい)の気を引こうとした錦繍(きんしゅう)を瓔珞(えいらく)は「皇后の弟との密通が発覚したら命はない」と咎めました。錦繍(きんしゅう)は不機嫌になり先に行ってしまいました。
「畜生?恥知らず?そういったな魏瓔珞(ぎえいらく)。男に対する偏見が酷いようだ。皇帝は?」
隠れて話を聞いていた富察傅恒(フチャふこう)は瓔珞(えいらく)を呼び止めました。瓔珞(えいらく)は「あなたは賢く格別です」とおだてて去ろうとしました。
「偏見があろうと男を侮るな。宮中の侍衛は皆勇者(バトゥル)だ。」
富察傅恒(フチャふこう)が言うと瓔珞(えいらく)は「かしこまりました」と縮こまって仕事に戻りました。
春長宮。
富察皇后のところに弟の傅恒(ふこう)が会いに来ました。
庭で侍女の明玉(めいぎょく)は爾青(じせい)と弟君について噂していました。爾青(じせい)はたとえ皇后の弟でも頻繁に会うことは難しいと言いました。
傅恒(ふこう)は姉が名残惜しそうに手に持っていた長命鎖(ちょうめいさ)を奪って庭に投げ捨てました。すぐに侍女が駆け付け鎖を捜しはじめました。
傅恒(ふこう)は皇后の息子の永璉(えいれん)がこの世を去って三年になるのに悲しみに暮れ公務を忘れている姉を心配して叱咤しました。
「父上がおっしゃっていました。愛新覚羅(アイシンギョロ)家に一生を捧げるつもりで嫁げと!」
皇后は最愛の息子のことをどうして忘れられようかと言い返しました。皇后は息子の死を悲しんでくれない皇帝のことを恨んでいました。
皇后は茂みの中から長命鎖を見つけると部屋に籠ってしまいました。
傅恒(ふこう)は再度姉を励まそうとしましたが皇后は話を聞いていませんでした。そして先帝の信頼が厚かった高斌(こうひん)率いる高家の勢いは絶大なので皇后が牽制しなければ皇帝陛下が困ると言いました。傅恒(ふこう)は携えて来た物を置いて去りました。
傅恒(ふこう)が通路を歩いていると純妃(じゅんひ)蘇氏(そし)が通りがかりました。傅恒(ふこう)は純妃に助けを求めました。
皇后の謁見の間。
純妃は皇后に会い菊に熱湯をかけその蒸気を目に当てると楽になると言いました。明玉が純妃から良い香りがすると言うと、次女の玉壺(ぎょくこ)は純妃様はおしろいを使っておらず、洗濯の際に牡丹皮を入れたので衣からよい香りがしていると答えました。
「純妃よ、あなたは聡明で賢いわ。私への気遣いの半分でも陛下に捧げると良いわ。」
皇后は言いました。
「魚の楽しみは魚しかいません。私のお相手は皇后さまだけで十分です。私は陛下の寵愛を求めておりません。」
純妃は優しく答えました。
侍女の紅螺(こうら)が目を赤くして部屋に入って茶を献上しました。本来なら25歳で年季明けとなり許嫁と結婚できるところを紅螺(こうら)はなかなか言い出せずに泣いていたのでした。紅螺(こうら)はそうとは言えずにずっと我慢していました。紅螺(こうら)の許嫁は別の娘を捜すと言ったのです。
紅螺(こうら)の悲しみを知った富察皇后は紅螺(こうら)のいとまを赦しました。
富察皇后は気づけなかった己を顧みると、自分の至らなさを諫言ではなく対面を崩すことなく教えてくれた純妃に感謝しました。
乾隆帝の部屋。
乾隆帝は永璉璉(えいれん)を皇太子に追尊する命令書をしたためました。
皇后の部屋。
任命書を受け取った富察皇后は涙を流して乾隆帝の気持ちに感激しました。爾青(じせい)は皇后に共感してあげました。
「皇后さま、陛下も苦しんでおられます。お恨みになるのはもうやめましょう。」
爾青(じせい)は言いました。
富察皇后は自分の間違いを認め、皇后として再起しようと思いました。
皇后は泣き疲れて休んでいました。明宝は部下からに妃嬪(ひひん)方が茶会を開いていると報告を受けました。
富察皇后は皇后としての威厳を示すために無理をして茶会に出ることにしました。
茶会の場。
高貴妃(コウきひ)は皇后は現れないだろうと思っていました。嫻妃(かんひ)輝発那拉(ホイファナラ)氏は皇后の来訪を待ちわびていました。
「私が茶会に誘っても来ないくせに、ここには顔を出すのね。」
高貴妃(コウきひ)は嫻妃(かんひ)に嫌味を言いました。
嫻妃(かんひ)は皇后への挨拶は義務だと答えました。
高貴妃(コウきひ)は子分の嘉嬪(かひん)を連れて帰ろうとしました。
「私に会おうともせず帰ろうとするとは。なんて気が短いの。」
富察皇后が現れました。
側室たちは皇后に挨拶しました。
皇后は上下の礼儀も忘れた高貴妃を注意しました。
富察皇后は懐妊している愉貴人(ゆきじん)に世話人を付け、何かあったら長春宮に来るように言いました。そして怡嬪(いひん)を手厚く葬り遺族を厚遇するよう命じました。高貴妃(コウきひ)は怡嬪(いひん)は自害したのだから遺族は死罪か流刑になると言いました。富察皇后は怡嬪(いひん)は病死したのであって自害していないと言いました。
高貴妃(コウきひ)は嘉嬪(かひん)と部屋に戻って話し会いました。高貴妃(コウきひ)は病んだ皇后が権力を取り戻すことはないと思いました。
皇宮の通路。
慌てていた女官は嫻妃(かんひ)にぶつかってしまい土下座して謝罪しました。嫻妃(かんひ)は瓔珞(えいらく)を赦しました。女官は母が病で心配なんですと泣き出しました。嫻妃(かんひ)は女官の里帰りを赦しました。そこに通りがかった純妃は嫻妃(かんひ)の人徳の厚さを褒めたたえました。しかし嫻妃(かんひ)は「他の妃たちは何を考えているかわかるのに純妃は何を考えているかわからない」と言いました。純妃は嫻妃(かんひ)を絵画鑑賞に誘いましたが嫻妃(かんひ)は他に目的があるなら行かないと言って断りました。純妃は「宮中では一人で生きていけない」と嫻妃(かんひ)に嫌味を言いました。嫻妃(かんひ)は「私は自分の良心に従うわ」と言って二人の関係が結びつくことはありませんでした。
玲瓏(れいろう)は春装を届けた際に高貴妃の侍女芝蘭(しらん)の服を褒め緑色の巾着をすすめました。芝蘭(しらん)は玲瓏(れいろう)を儲秀宮(ちょしゅうきゅう)に連れて行きました。玲瓏(れいろう)は枇杷膏(びわこう)のことは繍坊で優れている瓔珞(えいらく)でなければ知り得ないと教えました。
繍坊。
瓔珞(えいらく)は見事な彩雲を刺繍して張女官に褒められました。そこに芝蘭が現れ刺繍を取り換えたいので瓔珞(えいらく)を連れて行くと言いました。
瓔珞(えいらく)は芝蘭(しらん)の後に付いていきました。
高貴妃の部屋。
瓔珞(えいらく)はわざと転んだうえに大きな声で挨拶して無能な振りをしました。
「昔私は食いしん坊で枇杷の葉を食べ過ぎたんです。あはははは。吐くわ下痢するわでたいへんだったんです。永和宮のお妃さまにも教えてさしあげたのです。あぶなかった!あはははは!」
瓔珞(えいらく)は芝居を打ちました。
「うるさい。訳のわからぬことを言う出ない!」
高貴妃は瓔珞(えいらく)を侮りました。
瓔珞(えいらく)は高貴妃が食べている元宵団子(げんしょうだんご)を欲しがりました。
「これは葛団子よ。話をはぐらかさないで。食べたことがないの?ならあげる。まだ食べる?」
高貴妃は瓔珞(えいらく)に団子をたくさん与えました。
瓔珞(えいらく)はバカな振りをして団子を食べました。
★
感想
瓔珞(えいらく)4話の感想です。富察傅恒(フチャふこう)は瓔珞(えいらく)と初めて出会いました。富察皇后(フチャこうごう)は乾隆帝の亡き息子に対する深い愛情に癒されて心の病から立ち直りつつありました。高貴妃(こうきひ)は相変わらず父の権力を傘に着てやりたい放題やってます。そして謎のお妃、純妃(じゅんひ)は陰謀を企むタイプの女性のようですね。
瓔珞(えいらく)はバカな振りをして高貴妃の気をそらそうとしました。
災いを避けるためにもバカな振りをするのが一番です!?
侮られることもまた良し!
定番の人生訓ですね。
しかも中国の女性でも男みたいに権力争いが凄そうです。韓ドラの後宮と同じですね。でも中国のドラマのほうが淡々としていてややあっさり。
私の家族も面白がって見ています。
瓔珞(えいらく)はバカな振りをして高貴妃の気をそらそうとしました。
災いを避けるためにもバカな振りをするのが一番です!?
侮られることもまた良し!
定番の人生訓ですね。
しかも中国の女性でも男みたいに権力争いが凄そうです。韓ドラの後宮と同じですね。でも中国のドラマのほうが淡々としていてややあっさり。
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