瓔珞(えいらく)17話 母子の受難
目次
あらすじ
儲秀宮(ちょしゅうきゅう)。芝蘭(しらん)は流言で皇后を陥れられなかったことを高貴妃(こうきひ)に謝罪しました。高貴妃(こうきひ)は「噂ごときで皇后の名声を傷つけられない」と芝蘭(しらん)を赦しました。高貴妃(こうきひ)は純妃(じゅんひ)が皇后にいつも味方する理由が知りたくなりました。侍衛(しえい)の海蘭察(ハイランチャ)は瓔珞(えいらく)に、侍衛(しえい)の当直の名簿を渡しました。そこに傅恒(ふこう)が現れました。傅恒(ふこう)は瑛寧(えいねい)が殺された夜、乾隆帝と侍衛(しえい)以外にも皇族の藩主、貝勒(ベイレ)、貝子(ベイセ)、四品の皇族が何人もいたと言いました。傅恒(ふこう)は瓔珞(えいらく)の身を案じ敵討ちをあきらめるよう言いました。瓔珞(えいらく)は「若様がお姉さまを大事になさるのと同じように私の姉も大事です」と言い命を懸けて調査を続ける意欲を見せました。瓔珞(えいらく)はあの夜の乾清宮で中座した者を捜すと言いました。傅恒(ふこう)は乾清宮の太監を捜すと言いました。
「約束だ。慎重にやれ。やらなければ皇后様に言ってお前を破門する。」
傅恒(ふこう)は言いました。
長春宮。
富察皇后(ふちゃこうごう)は夜空を見上げ亡き皇子を想っていました。皇后は高貴妃(こうきひ)が「快雪時晴帖」を皇帝に送ったことを羨みました。皇后は明玉(めいぎょく)に楽器の演奏を頼みました。明玉(めいぎょく)は二胡を奏でました。瓔珞(えいらく)は茉莉花の世話をしていました。爾晴(じせい)は瓔珞(えいらく)に皇后の悲しみを和らげるよう命じました。すると瓔珞(えいらく)は明玉(めいぎょく)の前に銭を投げました。明玉(めいぎょく)は怒って瓔珞(えいらく)を追いかけました。皇后はそれを見て笑いました。そこに乾隆帝が現れました。
富察皇后(ふちゃこうごう)は侍女が自分を喜ばせようとしてわざとやったのだと釈明しました。
部屋の中。
富察皇后(ふちゃこうごう)は乾隆帝を厚くもてなしました。
乾隆帝は長春宮で一夜を明かしました。
朝になり、皇后は朝会に行きたくない皇帝に務めは義務だと言って励ましました。
乾隆帝は欠点のない富察皇后(ふちゃこうごう)を誇らしく思い、額に口づけをしました。
乾隆帝は皇后に愉貴人(ゆきじん)のお産を任せました。
庭。
明玉(めいぎょく)は乱暴にも茉莉花の花を切ってストレスを発散していました。明玉(めいぎょく)は長春宮で愉貴人(ゆきじん)のお産を手伝わされることが気に食わぬのでした。爾晴(じせい)は明玉(めいぎょく)に言葉を慎むように言いました。
愉貴人(ゆきじん)の部屋。
愉貴人(ゆきじん)珂里葉特(けりえて)氏はおいしそうなおやき(バウルサク)を食べていました。瓔珞(えいらく)は皇子の産着を持って来ました。愉貴人(ゆきじん)は瓔珞(えいらく)のことが気に入りました。愉貴人(ゆきじん)はとても幸せそうでした。瓔珞(えいらく)は甘い物を食べ過ぎないよう心配しました。愉貴人(ゆきじん)は故郷のバウルサクを瓔珞(えいらく)に食べてみて欲しいと言いました。
皇后の部屋。
瓔珞(えいらく)は愉貴人(ゆきじん)を長春宮に迎えるべきではないと皇后に言いました。もし過失があれば皇后の責任が問われました。皇后は皇宮の主なので妃たちを守る義務があると言って寛大な気持ちを示しました。
富察皇后(ふちゃこうごう)は皇后の務めを果たすため、妃や女官たちの心の拠り所になりたいと言いました。
回想シーン。
姉の瑛寧が幼い瓔珞(えいらく)とともに貧しい民に食事を配る場面。瑛寧(えいねい)は生きるのが大変だからできるだけ人のためになることをするように瓔珞(えいらく)に言い聞かせていました。
瓔珞(えいらく)は立派な姉のことを思い出して涙を流しました。瓔珞(えいらく)は皇后様は姉のように優しかったと言いました。
富察皇后(ふちゃこうごう)は瓔珞(えいらく)の涙を拭いました。
「皇太后さまのお供で暢春園(ちょうしゅんえん)に行くの。爾晴(じせい)も同行するわ。だから私がいない間、長春宮を任せるわ。」
富察皇后(ふちゃこうごう)は瓔珞(えいらく)に命じました。
富察皇后(ふちゃこうごう)は暢春園(ちょうしゅんえん)に出かけて行きました。
「今から私の言う事に従うのよ!」
皇后と爾晴(じせい)がいなくなると明玉(めいぎょく)は女官たちに言いました。
「皇后様は瓔珞(えいらく)に従うよう仰せでしたが?」
珍珠(ちんじゅ)は言いました。
瑪瑙(ばとう)は明玉(めいぎょく)の味方をしました。
瓔珞(えいらく)は言い返しませんでした。瓔珞(えいらく)はみんな明玉(めいぎょく)に味方すると思っていました。
明玉(めいぎょく)は女官を並べると侍女たちに偉そうに命令していました。
夜になりました。
愉貴人(ゆきじん)が産気づきました。
明玉(めいぎょく)は自信たっぷりに侍女に命令をしていました。瓔珞(えいらく)にはお湯を沸かすという雑用を命じました。
儲秀宮(ちょしゅうきゅう)。
役者が歌を吟じていました。
芝蘭(しらん)が戻って来て高貴妃(こうきひ)に愉貴人(ゆきじん)のお産を知らせました。
高貴妃(こうきひ)は皇后が不在なので自分が見舞に行かねばならぬと言いました。
長春宮。
愉貴人(ゆきじん)はいきみましたが子どもが出て来ませんでした。
瓔珞(えいらく)は部屋の中に入れてもらえませんでした。
しばらくして赤子の声がしました。
産婆の表情が陰りました。
高貴妃(こうきひ)長春宮に現れました。
明玉(めいぎょく)は女官たちに子どもを隠すように言いました。
高貴妃(こうきひ)は赤子の声を聞くなり勝手に出産部屋に入りました。
高貴妃(こうきひ)は赤子を抱きました。
「愉貴人(ゆきじん)が金瞳を産んだわ。宮中の掟では金瞳の赤子は生かしておけないわ。」
高貴妃(こうきひ)は言いました。
承乾宮。
純妃(じゅんひ)は嫻妃(かんひ)と大局をしていました。純妃(じゅんひ)の侍女、玉壺(ぎょくこ)は生まれた皇子が金瞳だったと言いました。
「最初に駆け付けたのが高貴妃(こうきひ)だったのね?順調だった愉貴人(ゆきじん)が金瞳を産むはずがない。のさばってきた高貴妃(こうきひ)に仕返しをしてはどう?私はいったん戻るので純妃(じゅんひ)様は養心殿へ。」
純妃(じゅんひ)は言いました。
長春宮。
明玉(めいぎょく)は瓔珞(えいらく)に責任をなすりつけました。瓔珞(えいらく)は明玉(めいぎょく)の頬を叩きました。
「言ってもわからないでしょう。よく聞きなさい。皇后さまがお出かけなさってから威張るあなたを黙認したのは愉貴人(ゆきじん)を守るため。愉貴人(ゆきじん)と皇子が危ない時に放置するなんて許せない。愉貴人(ゆきじん)を守るのは皇后様のご命令よ。」
瓔珞(えいらく)は走って皇后の部屋に入りました。
庭。
高貴妃(こうきひ)は赤子を奪いました。愉貴人(ゆきじん)は太監に抑えつけられていました。明玉(めいぎょく)は皇后様に免じて赦して欲しいと頼みました。
高貴妃(こうきひ)は赤子を殺すよう命じました。愉貴人(ゆきじん)が意識を失うと、高貴妃(こうきひ)は貴人に水を掛けて起こすよう命じました。
赤子が生き埋めにされようとしていました。
高貴妃(こうきひ)は地面に頭を打ち付けて命乞いをしました。
侍女は明玉(めいぎょく)に何とかするよう言いましたが明玉(めいぎょく)は何もしませんでした。
太監が赤子を殴ろうとしたとき、瓔珞(えいらく)が戻って来ました。
愉貴人(ゆきじん)は錯乱していました。
「本当に金瞳かまだわからないので皇后様のご判断を仰ぎます。」
瓔珞(えいらく)は高貴妃(こうきひ)に言いました。
高貴妃(こうきひ)は瓔珞(えいらく)を捕らえるよう命じました。
「何をしているの!愉貴人(ゆきじん)と第五皇子に何かあれば全員死刑よ!早く来て!」
瓔珞(えいらく)は明玉(めいぎょく)たちに命じました。
明玉(めいぎょく)以外の侍女たちは愉貴人(ゆきじん)と皇子の周りに集まりました。
「私たちは使用人でも長春宮の顔よ。あなたたちが引き下がれば皇后様の権威が落ち、紫禁城の笑いものになる。皆あなたたちに敬意を払わなくなるわ。」
瓔珞(えいらく)は言いました。
高貴妃(こうきひ)は女官たちに瓔珞(えいらく)に惑わされると死刑になると言いました。
明玉(めいぎょく)は瓔珞(えいらく)に従わないように言いました。
「皇后様の金印よ。これが目に入らないの!これは皇后さまのかわりです。皇子様に問題があるかどうかや、愉貴人(ゆきじん)をどう処分するかは、皇后様のご判断です。誰も勝手に決められません。」
瓔珞(えいらく)が金印を持って戻って来ました。
そこに乾隆帝が嫻妃(かんひ)とともに現れました。皆は跪きました。
愉貴人(ゆきじん)は乾隆帝にすがり付きました。
高貴妃(こうきひ)は金瞳の皇子が生まれたので殺さねばならぬと言いました。
瓔珞(えいらく)は皇后様が戻る前に侍医にも見せずに金瞳だと判断した高貴妃(こうきひ)は乱暴だと訴えました。
嫻妃(かんひ)は金瞳ではなく病かもしれないと皇帝に言いました。
乾隆帝は李玉(りぎょく)に皇子を太医院で診察させるように命じました。
しばらくして、乾隆帝のもとに皇子を診察した張院判たちが戻って来ました。医師は全身に黄疸が出ており瞳の色まで金色というのは初めてで病気ではないので治療法は無いと答えました。愉貴人(ゆきじん)は命乞いをしました。
乾隆帝は愉貴人(ゆきじん)をつまみ出すよう命じました。
高貴妃(こうきひ)は夜が明ける前に赤子を始末して噂が立たないようにすべきだと主張しました。
瓔珞(えいらく)は誤診かもしれないと皇帝に訴えました。
感想
瓔珞(えいらく)17話の感想です。何ということでしょうか!嫻妃(かんひ)が嘉貴人(かきじん)を陥れた末に殺してしまいました。一体どういうことでしょうか。やはり父の賄賂を怡親王に受け取らせたことを恨んでいるのでしょうか?!さっぱり意味がわかりません。単に自分を陥れようとした嘉貴人(かきじん)に殺意を覚えたというのでしょうか?清廉潔白だった父親が、実はそうでなかったということを知り、なら自分も高潔を守る必要も無いと心を入れ替えしちゃったのかな?
しかし中国でもアフリカみたいに他と違い色の子が生まれたら殺すという習慣があったのでしょうか?なんだか野蛮ですね。日本もそうだったのかな?
愉貴人(ゆきじん)はいつもいじめられているので可哀そうですね。いつになったら幸せになれるのでしょうか。
続きが気になります。
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