瓔珞(えいらく)27話 因果の稲妻
目次
あらすじ
瓔珞(えいらく)は富察皇后(ふちゃこうごう)の寝室に茉莉花を生けました。瓔珞(えいらく)は皇后を心配させないために屏風を倒したのは太監の不注意で皇帝が怒って帰ったと嘘をつきました。瓔珞(えいらく)は皇后が無事出産することを願っていました。
「瓔珞(えいらく)。陛下の妃嬪にあなたを推薦するように頼まれたの。どうかしら?」
富察皇后(ふちゃこうごう)は力のない声で言いました。
「皇后様。お断りします。」
瓔珞(えいらく)は膝を突いて丁寧に断りました。
「どうして?あなたは誇り高い。妃嬪になれば誰からも蔑まされないわ。」
皇后は言いました。
「瓔珞(えいらく)。皇后様の特別のご配慮よ。妃嬪(ひひん)になれば誰からも一目置かれる。」
爾晴(じせい)は言いました。
「ご厚意はありがたいのですが、恐れ多いです。」
瓔珞(えいらく)は答えました。
「忠義を尽くさないの?あなたが身重の皇后様に代わって陛下にお仕えするのが忠義よ。」
爾晴(じせい)は言いました。
「皇后様のご恩にはとても感謝しています。このご恩はいくらがんばっても返せません。私が妃嬪(ひひん)になっても寵愛されなければ忠義は尽くせません。もし寵愛され子を産んだとしても時が経てば欲が生まれます。いずれも忠義に背く名分になります。」
瓔珞(えいらく)は言いました。
「本当の気持ちを教えて。」
富察皇后(ふちゃこうごう)は言いました。
「申し上げます。皇后様は主というより恩師です。ずっと姉のようにお慕いしていました。一生尽くすと誓ったのです。皇帝陛下は皇后様の夫で大切なお方です。他のおなごた妃嬪(ひひん)になろうとも私は絶対になりません。皇后様を裏切れないし、誓いを破りたくないのです。」
瓔珞(えいらく)が言うと爾晴(じせい)は動揺しました。
「爾晴(じせい)。聞こえた?」
皇后は言いました。
「同じ思いでございます。」
爾晴(じせい)は言いました。
「近くに来て。私が見込んだ通りだわ。安心して。あなたを妃嬪(ひひん)にしない。妃嬪(ひひん)にすれば、あなたに不公平だわ。いつか私が立派な嫁ぎ先を見つけてあげる。」
皇后は瓔珞(えいらく)の手に触れ言いました。
「感謝します皇后様。」
瓔珞(えいらく)は皇后の体に頭を預けました。
爾晴(じせい)は自分の地位が奪われたと思いました。
庭。
「爾晴(じせい)さん!あなたが妃嬪(ひひん)に推薦したのね?」
瓔珞(えいらく)は爾晴(じせい)を呼びとめました。
「勘違いしないで。皇后様のことを思ってのことよ。」
爾晴(じせい)は言いました。
「そう。そうなら言っておきます。皇后様は侍女を利用して陛下の歓心を買ったりしない。もう二度と提案しないで。」
瓔珞(えいらく)は言いました。
「瓔珞(えいらく)。なぜ怒るの?驚かせないで。長春宮への御来訪が途絶えぬよう願ったまでよ。もう言わないわ。」
爾晴(じせい)は瓔珞(えいらく)の手を取り言いました。
「爾晴(じせい)さん。長年皇后様にお仕えしているならわかってますよね。掟では決められていなくても主が懐妊中の時は侍女が陛下に取り入ることがあると。でもそれは皇后様にとって痛手です。私は妃嬪(ひひん)にならないし、長春宮の誰にもこのようなことはさせません。」
瓔珞(えいらく)は明言しました。
爾晴(じせい)は言い返せずに頷きました。その表情には怯えと憎しみがありました。
純妃(じゅんひ)は嫻妃(かんひ)の宮殿に行きました。嫻妃(かんひ)の部屋にはさまざまな財物が置かれていて皇后から借りた「四景山水画」という絵も飾られていました。四景山水画は富察侍衛(しえい)が姉に贈ったものでした。嫻妃(かんひ)はその絵を借りたいと言いました。純妃(じゅんひ)は玉壺(ぎょくこ)を呼ぶと、玉壺(ぎょくこ)は純妃(じゅんひ)が模写した絵を贈りました。純妃(じゅんひ)は皇后様にお返ししなければならないので模写で許して欲しいと言いました。純妃(じゅんひ)は納得して帰りました。
帰り道。
「珍児(ちんじ)。純妃(じゅんひ)をどう思う?」
嫻妃(かんひ)は侍女に尋ねました。
「ご存じの通り皇后様の味方で寵愛を求めぬ忠実な妃嬪(ひひん)です。」
珍児(ちんじ)は答えました。
嫻妃(かんひ)は純妃(じゅんひ)が何か企んでいるのではないかと思いました。
徳勝は瓔珞(えいらく)を見るなり逃げようとしました。
瓔珞(えいらく)は徳勝を呼び止めました。
徳勝は欽天監(きんてんかん)という雷が多い季節のせいで忙しいと言いました。
「出過ぎたことかもしれぬが陛下は目当てのおなごは必ず手に入れる。紫禁城から逃げられると思うか?それに陛下は天下一の美男子だ。断るなんてどうかしてるぞ。」
「その話はどこから聞いたの?」
「おっと。聞かなかったことに。急ぐのでこれにて。」
徳勝は去りました。
長春宮。
瓔珞(えいらく)が門をくぐるりました。傅恒(ふこう)は背後から瓔珞(えいらく)の手を引き御花園(ぎょかえん)に連れて行きました。
御花園(ぎょかえん)。
「瓔珞(えいらく)。陛下のことで困ってないか?」
傅恒(ふこう)は瓔珞(えいらく)に尋ねました。
「いいえ。陛下が不機嫌ならわかるでしょ?」
「私はあなたと結婚したいのだ。」
「若様のご厚意は胸に刻んでいます。でも陛下に反対されて気が付いたの。私はあなたにふさわしくない。」
「瓔珞(えいらく)。私の気持ちは変わらない。」
「あなたがどうだろうと関係無いの!」
「私に気がないならなぜ香り袋をくれたのだ。」
「確かにあなたのことが好き。でも私にとっては復讐のほうが大切なの。恋だの愛だのどうでもいい!邪魔する者は足で蹴る。これが私なの。わかった?」
「それが本心なのか?」
「傅恒(ふこう)。今日から私に近づかないで。邪魔をしたら、あなたでも容赦しない。若様。あなたのためにもこうするしかないの。ごめんなさい。」
瓔珞(えいらく)は傅恒(ふこう)に背を向け去りました。
寿康宮(じゅこうきゅう)。
天蓋が設営されていました。
裕太妃(ゆうたいひ)は太監にまだかと尋ねました。太監は窓紗(そうさ)を昼間でに取り付けると答えました。百霊(はくれい)は太監に7月にはとっくに仕上がってたはずだと言いました。太監は繍坊での製作に時間を要し遅れたが、おかげで薄くて涼しい布になったと釈明しました。百霊は布が硬かったといいがかりを付けました。太監は寿康宮(じゅこうきゅう)で過ちなど犯せようかと釈明しました。
裕太妃(ゆうたいひ)は早く終わらせるよう命じました。百霊は虫が入らないようにしっかりするよう命じました。
長春宮。
空が曇り雨が降りそうでした。
爾晴(じせい)は瑪瑙(ばとう)と翡翠たちを呼び油布を持ってくるよう命じました。しばらくして太監たちが木材を運んできました。爾晴(じせい)の指示で、女官と太監は急いで茉莉花に油布を掛けました。明玉(めいぎょく)も出て来て手伝おうとしました。爾晴(じせい)は怪我が治ってないので休んでいるように言いました。瓔珞(えいらく)の姿が見当たりませんでした。爾晴(じせい)は瓔珞(えいらく)がどこに行ったか侍女に尋ねました。
寿康宮(じゅこうきゅう)。
「私は瓔珞(えいらく)よ。裕太妃(ゆうたいひ)に取り次いで。」
瓔珞(えいらく)が太監に言いました。太監は今は誰ともお会いにならないと答えると、瓔珞(えいらく)は勝手に門をくぐりました。すぐに百霊が出て来て今回は長春宮に免じて許すけど怒る前にすぐに帰るように言いました。
「裕太妃(ゆうたいひ)。和親王の秘密を知ってますよ!ご報告します!裕太妃(ゆうたいひ)と和親王の名誉に関わることです!」
瓔珞(えいらく)は大きな声で叫びました。
百霊は太監たちに瓔珞(えいらく)を追い出すよう命じました。
裕太妃(ゆうたいひ)が出て来て先日「魏一族を皆殺しにしてやる」との脅しを忘れたのかと言いました。
「もちろん忘れていません。あなた方の罪を世に知らしめます。姉の名誉を回復せねば、私は死に切れません。みんな聞いて。1月10日、和親王は後宮に侵入し繍坊の女官、阿満(あまん)を犯した。これが第一の罪。裕太妃(ゆうたいひ)は息子の罪を隠して被害者を殺した。これが第二の罪。」
瓔珞(えいらく)は言いました。
太監たちは和親王の凶行を知ると本来なら重罪だとささやきました。
「母子の素顔は乱暴で恥知らずの息子と善人気取りの冷酷な母。罪の証拠を消すために人を殺した。」
瓔珞(えいらく)は言いました。
太監たちは「なまぐさ」を食べないほどの裕太妃(ゆうたいひ)の裏の顔を知り失望しました。
「聞いた?身に覚えがあるから反論しないのよ!」
瓔珞(えいらく)は叫びました。
「待ちなさい。何事も公平に裁かれるべきだわ。私は仏様を信じて慈悲を大事にする。人を殺したことなどないわ。ありもしないことをまくしたてるとは何様のつもり?」
裕太妃(ゆうたいひ)は瓔珞(えいらく)に言いました。
百霊は太監に瓔珞(えいらく)を捕まえるよう命じました。
「信心深いなら仏に誓ってください。和親王の罪を隠したことがなく阿満(あまん)も殺したこともない。権力を傘に着ていないと。裕太妃(ゆうたいひ)。どれほど経を唱えても罪までは洗い流せません。嘘や偽りを言えば天罰が下ります。地獄に落ちて転生しません!」
瓔珞(えいらく)が言うと、大きな雷が鳴りました。
「やましいことは何もしていないわ。私は徳を積んで来た。人を傷つけたこともない。これが嘘なら天罰を受けるわ。」
裕太妃(ゆうたいひ)は言いました。
「雷神様。今の裕太妃(ゆうたいひ)の声が聞こえましたか?今の言葉に偽りがあれば仏様の代わりに処罰してください!」
瓔珞(えいらく)が言うと、また大きな雷が鳴りました。
「善人を傷つければ舌を抜かれて地獄に落ちるわよ?たとえ私が許しても無実の者を貶めることは掟で禁じられておる。今度ばかりは皇后でも守りきれないわよ!」
裕太妃(ゆうたいひ)は言いました。
百霊は瓔珞(えいらく)を慎刑司へ連れて行くよう命じました。
「雷神様。裕太妃(ゆうたいひ)が人を殺したなら天に代わって裁いてください!」
瓔珞(えいらく)は何度も叫びました。
すると、雷が落ちて裕太妃(ゆうたいひ)に直撃しました。
「みんな見て!私が言った通りでしょう!!!雷神様が裁いてくださった!天罰が下ったのーーーー!天罰よーーーー!」
瓔珞(えいらく)は叫びました。
太監たちは雷神に命乞いをしました。
激しく雨が降り始めました。
養心殿。
李玉(りぎょく)は裕太妃(ゆうたいひ)が雷に打たれて亡くなったと皇帝に知らせました。
御花園(ぎょかえん)。
「裕太妃(ゆうたいひ)。表向きは善人として生きて来たのでしょう。でも今日からは、こう語り継がれる。裕太妃(ゆうたいひ)に天罰が下った。許されない悪人だと。姉さん。昔言っていたわね。前朝の女官は、寄る辺もなく深井戸に埋もれるだけと。私と離れて魏家の墓に入るのは嫌でしょう?ここに葬ってあげる。」
瓔珞(えいらく)は姉の骨壺を開けると井戸に遺灰を撒きました。
瓔珞(えいらく)は姉を思い出して泣きました。
「姉さん。あの世で安らかになれますように。」
次の日の長春宮。
女官たちは裕太妃(ゆうたいひ)に雷が落ちて罰が当たったので偽善者だったと噂しました。
瓔珞(えいらく)は富察皇后(ふちゃこうごう)に呼ばれました。
「昨夜寿康宮(じゅこうきゅう)に落雷があった時にそこにいたの?どうして?」
富察皇后(ふちゃこうごう)は心配そうに瓔珞(えいらく)に尋ねました。
「そうです。裕太妃(ゆうたいひ)が姉を殺したと聞いたので、確かめに行きました。裕太妃(ゆうたいひ)がお亡くなりになりました。私は徒労に終わりました(何もしていません)。」
瓔珞(えいらく)は答えました。
「私に嘘をつくの?」
「皇后様。私が問い詰めたら裕太妃(ゆうたいひ)は天に誓ったのです。過ちは犯していないし誰も殺していない。偽りなら天罰を受けると。言い終わったとたんに雷に打たれてお亡くなりになりました。」
瓔珞(えいらく)は言いました。
「魏瓔珞(ぎえいらく)!私を欺けるとでも?」
「わかりました。認めます。私は裕太妃(ゆうたいひ)に不遜でした。でも雷神様が罰してくださったのです。裕太妃(ゆうたいひ)以外の者は無事でした。裕太妃(ゆうたいひ)だけが雷に打たれて亡くなりました。裕太妃(ゆうたいひ)は偽りを述べたから天の怒りを買ったのです!」
「あなたは口が達者だから言い争うつもりはないわ。でもこの長春宮にあなたの居場所はもうないの!」
富察皇后(ふちゃこうごう)は瓔珞(えいらく)が何かしたと思って怒っていました。
明玉(めいぎょく)は皇后が瓔珞(えいらく)を追い出そうとするので驚きました。
「今日から、私に仕えなくて結構。辛者庫(しんじゃこ)で反省しなさい。」
皇后は瓔珞(えいらく)を追い出しました。
「皇后様。私は一生お仕えして恩返しします。お考え直しください。もう二度と軽はずみな真似はしません。口答えもしません。」
「もう仕えなくていいわ。荷物をまとめて出て行きなさい。」
「皇后様。ご懐妊中の皇后様は皆から狙われています。せめてお産まで私に守らせてください。お子が無事お生まれになったら出て行きます。長居はしません。私の話が聞きたくないならもう喋りません。どうか、ここに置いてください。」
「よくもぬけぬけと自信ありげだこと。でも私の面子を汚したのよ。あなたなしで私の面倒を見られぬとでも?爾晴(じせい)も明玉(めいぎょく)も有能で私に迷惑をかけない。あなたがいれば問題が起きるばかりよ。出て行って!」
富察皇后(ふちゃこうごう)は目に涙を溜めながら怒りました。
「おっしゃる通りです。ご迷惑をおかけしてばかりです。長居するなど図々しかったです。でも皇后様のご恩は一生忘れません。いつか皇后様に必要とされる時が来たら全力を尽くします。この命を懸けても。」
瓔珞(えいらく)は涙を流しながら皇后の膝から手を放しました。
「もう聞きたくない。行きなさい。」
「皇后様。どうかお体を大切にしてください。ご無事を祈っております。」
瓔珞(えいらく)は土下座すると床に額を打ち付けました。
富察皇后(ふちゃこうごう)は瓔珞(えいらく)から顔を背けていました。
明玉(めいぎょく)は心配そうに瓔珞(えいらく)を振り返りました。
「皇后様。裕太妃(ゆうたいひ)は天罰を受けたのですよ?なぜ瓔珞(えいらく)を追い出すのですか?」
明玉(めいぎょく)は惜しみながら言いました。
「もう下がりなさい。一人にして。」
富察皇后(ふちゃこうごう)は明玉(めいぎょく)と爾晴(じせい)を下がらせました。
瓔珞(えいらく)は荷物をまとめていました。
「やめなさい!どうしてあっさり引き下がるの?もっと皇后様に懇願なさい!皇后様はお優しいからきっと許してくださる。」
明玉(めいぎょく)は言いました。
「明玉(めいぎょく)。私が目障りだったでしょ?どうして引き止めるの?」
「そうよ。富察侍衛(しえい)をひとりじめできる。」
「でしょ?だったら喜ばないと。」
「うれしいわよ。うれしいわよ。あなたが、善人だとわかったしね。許してあげる。だから行かないで。」
明玉(めいぎょく)は泣きました。
「明玉(めいぎょく)。泣かないで。忠告するわ。皇后様はお優しいからあまり警戒してないけど紫禁城の者の心の闇は深い。私がいなくなったら守ってあげてね。皇后様がお触れになる物はすべて調べるのよ。絶対に他人を信じてはダメ。困った時は、私を訪ねて。」
瓔珞(えいらく)は言いました。
「大丈夫。爾晴(じせい)さんもいる。」
「信じていいのは、自分だけよ。私の言葉を忘れないで。わかった?」
瓔珞(えいらく)は言うと、明玉(めいぎょく)は頷きました。
瓔珞(えいらく)は長春宮から辛者庫(しんじゃこ)に向かいました。
瓔珞(えいらく)を追い出した富察皇后(ふちゃこうごう)は悲しんでいました。
寿康宮(じゅこうきゅう)。
乾隆帝は裕太妃(ゆうたいひ)の位牌に祈りを捧げると百霊に昨夜何があったか尋ねました。百霊は「稲妻が鳴りました。裕太妃(ゆうたいひ)様が打たれてお亡くなりになりました。アハハハハハ」と言って乱心していました。
「あの女の仕業です。姉を殺した裕太妃(ゆうたいひ)様に復讐したのです。何と恐ろしい女!」
百霊は叫びました。
「死を目の当たりにして錯乱しているようです。真に受けぬほうがよろしいかと。」
李玉(りぎょく)は皇帝に言いました。
乾隆帝が「あの女」は誰かと尋ねると、太監たち魏瓔珞(ぎえいらく)が来て裕太妃(ゆうたいひ)が嘘をついたので雷神から天罰が下ったと口を揃えて言いました。
弘昼(こうちゅう)が咳をしながら裕太妃(ゆうたいひ)を弔いにやって来ました。
乾隆帝は中に入ることを許しました。
弘昼(こうちゅう)は部屋の中で「母上!」と叫びました。
長春宮。
爾晴(じせい)は乾隆帝の来訪を皇后に告げました。
乾隆帝は魏瓔珞(ぎえいらく)を連れ出しに現れました。
富察皇后(ふちゃこうごう)は「私に無礼をしたので辛者庫(しんじゃこ)で労働させることにしました」と皇帝に言いあmした。
乾隆帝は皇后が先に瓔珞(えいらく)を逃がしたことを知りました。
富察皇后(ふちゃこうごう)は瓔珞(えいらく)は裕太妃(ゆうたいひ)の件とは関係無いと言いました。
「どうしてあの者をかばうのだ?皇后を手玉にとるような魔力があると?辛者庫(しんじゃこ)送りにしても朕は赦さぬぞ!」
「なぜかばうか申しましょうか?あの子は、私の希望なのです。」
感想
瓔珞(えいらく)27話の感想です。なんだか今回はすごく面白かったです!今度は神頼みですか!すごく都合のいい話ですね。瓔珞(えいらく)は何も仕組んで無いのでしょうか?爾晴(じせい)さんが瓔珞(えいらく)を消しかけるように皇后を唆し、皇后様もその気になってしまいました。爾晴(じせい)のおかげで富察皇后(ふちゃこうごう)は瓔珞(えいらく)を乾隆帝の妃にすることを思い始めたようです。
そして今回から富察皇后(ふちゃこうごう)の様子に元気が見られません。どうなるかはわかりきった話だと思います。
明玉(めいぎょく)が瓔珞(えいらく)にとって悪い子からよい子になりました。果たして明玉(めいぎょく)さんに富察皇后(ふちゃこうごう)が守れるのでしょうか!?
乾隆帝はいつも瓔珞(えいらく)のことが気に入らない様子ですね。
「あのような悪賢い女を好きになるはずがない。」
といった気持ちで不愉快なのかもしれません。
今回は明玉(めいぎょく)がかわいかったです!
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