瓔珞(えいらく)44話 栄光と後悔
目次
あらすじ
乾隆帝は瓔珞(えいらく)に会いにやって来ましたが瓔珞は不在でした。李玉(りぎょく)は珍珠(ちんじゅ)に瓔珞を部下に捜しに行かせたか尋ねました。乾隆帝は瓔珞が描いた山水画を眺めてその腕前を褒めました。部屋に二羽の文鳥がいました。乾隆帝は口笛を吹いて鳥を構いました。明玉(めいぎょく)が部屋に戻って来て魏貴人は寿康宮(じゅこうきゅう)で皇太后様と歓談中だと皇帝に伝えました。皇太后は瓔珞との話に興じ、先帝と行幸した江南の話に花を咲かせていました。明玉(めいぎょく)は瓔珞が孝行心から皇太后の話に付き合っていると皇帝に説明しました。乾隆帝は母への孝行心と嫉妬の入り交ざった複雑な気持ちになると部屋から出て行きました。
「明玉(めいぎょく)さん。なぜ陛下を誘導しておきながら居留守を使うのですか?」
珍珠(ちんじゅ)は明玉(めいぎょく)に尋ねました。
「あなたは分からなくていいのよ。下がりなさい。」
明玉(めいぎょく)は珍珠(ちんじゅ)に言いました。
瓔珞(えいらく)が部屋に戻って来ました。
明玉(めいぎょく)は瓔珞(えいらく)に部屋で休むように促しました。
瓔珞(えいらく)が寝台に腰かけると隠れていた乾隆帝が現れ瓔珞(えいらく)を押し倒しました。
「陛下。あなたはお帰りになったのでは?」
「よくも私をコケにしてくれたな。魏瓔珞(ぎえいらく)。そなたも大した度胸だな。」
乾隆帝はそう言うと瓔珞(えいらく)と戯れはじめました。
明玉(めいぎょく)は瓔珞(えいらく)の策士ぶりを褒める珍珠(ちんじゅ)を遠ざけました。
次の日。
瓔珞(えいらく)は明玉(めいぎょく)とともに道を歩いていました。すると怖い顔をした嘉嬪(かひん)金氏が通りがかりました。嘉嬪(かひん)は奴婢が日よけを設置している時の話声で昼寝を邪魔されたので万死に値すると因縁を付けました。瓔珞(えいらく)は皇帝のためにしたと答え、跪いて「お昼寝の邪魔は万死に値する罪でございます」と従いました。
「私と寵愛を競うなんて愚かね。」
嘉嬪(かひん)は瓔珞(えいらく)が罪を認めたことに満足して去りました。
瓔珞(えいらく)はずっとその場に明玉(めいぎょく)とともに跪いていました。
夜。
明玉(めいぎょく)は膝が痛くてもう耐えられなくなりました。
瓔珞(えいらく)は明玉(めいぎょく)を連れて帰りました。
次の日の養心殿。
嘉嬪(かひん)は涙を流して新参者の瓔珞(えいらく)が傲慢にも自分に楯突くと皇帝に訴えました。嘉嬪(かひん)は自分が戒めると瓔珞が顔を背けて立ち去ったので悔しかったと嘘をつきました。
乾隆帝は親し気に嘉嬪(かひん)に泣き止むように言いました。
「以前は私を寵愛してくださったのに魏貴人の入内後は訪ねてくれません。私のどこがいけないのでしょうか?」
嘉嬪(かひん)は乾隆帝に甘えました。
乾隆帝は政務で忙しいが折りを見て儲秀宮(ちょしゅうきゅう)を訪ねると約束し妃を帰らせました。
乾隆帝は李玉(りぎょく)に瓔珞(えいらく)が本当に傲慢なのか尋ねました。李玉(りぎょく)はそのような様子は見た事が無いと答えました。乾隆帝は瓔珞が何度も自分に楯突いたことを思い出すと瓔珞(えいらく)の札を除くよう李玉(りぎょく)に命じました。
数日が経過しました。
乾隆帝は仕事をしながらため息をつきました。
「魏瓔珞(ぎえいらく)は一度も来ないのか?」
乾隆帝は李玉(りぎょく)に尋ねました。
李玉(りぎょく)は一度も便りが無いと答えました。
延禧宮(えんききゅう)。
乾隆帝は瓔珞の様子をこっそり見に行きました。瓔珞(えいらく)はブランコに乗り珍珠(ちんじゅ)に背中を押させていました。乾隆帝は姿を消しました。李玉(りぎょく)は明玉(めいぎょく)に嘉嬪(かひん)が毎日皇帝を訪ねて瓔珞(えいらく)の悪口を言いふらすのに瓔珞は釈明しないとはどういうことだと言いました。
「朕に気が付かぬとはどういうことだ?」
乾隆帝は李玉(りぎょく)に不満をぶつけました。
李玉(りぎょく)は鞦韆(ブランコ)の上からでは陛下が見えないためではと釈明しました。
明玉(めいぎょく)は瓔珞(えいらく)に皇帝が来臨したことを告げましたが、瓔珞はそれを無視して鞦韆(ブランコ)を続けました。
乾隆帝は輿に乗って帰りました。
養心殿。
乾隆帝は茶碗を投げ割りました。
葉天士が脈診にやって来ました。
「陛下。癇(かん)がお強いようですから拝見いたしましょう。」
葉天士は言いましたが皇帝は拒否しました。
「魏貴人もです。膝のひどいあざを放置していたら歩けなくなるところでした。」
葉天士は李玉(りぎょく)に言うと、皇帝は興味を示しました。
葉天士は魏貴人が嘉嬪(かひん)に戒められ二度跪いたが長らく養生してやっとよくなったと皇帝に言いました。
乾隆帝は思わず立ちあがると瓔珞の心配をしました。
延禧宮(えんききゅう)。
李玉(りぎょく)は部下たちに皇帝の贈り物を届けさせました。六つの膳が太監により運ばれました。
「これは趙孟頫(ちょうもうふ)の鵲華秋色図(じゃくかしゅうしょず)でございます。へへへへへ。純貴妃(じゅんきひ)様がお望みになられても陛下は敬遠されていたのにこのたびはすすんでお贈りになりました。」
李玉(りぎょく)は掛け軸を瓔珞(えいらく)に差し出しました。
「そうなの。書画に疎い私に贈られても無駄だしそのような貴重な絵なんて頂けないわ。」
瓔珞(えいらく)は菓子を食べながら言いました。
「貴人様。陛下はあなた様が絵を模写しているところを陛下が御覧になり真剣にお選びになったのです。お届けしたものを今更持ち帰ることはできません。貴人様。陛下のお気持ちはご存じですよね?」
李玉(りぎょく)は明玉(めいぎょく)に絵を渡しました。
「何のこと?」
瓔珞(えいらく)は言い返しました。
「・・・・・・。貴人様。陛下はあなた様が濡れ衣を着せられたとお知りになって心を悩まされました。ですが陛下には面子がございますのであなた様から養心殿にお越しになって頂きたいのです。私めは陛下に長らくお仕えしておりますが、これほどご執心のお相手はこたびが初めてです。貴人様がお越しにならないのなら、せめて敬事房(けいじぼう)から貴人様の札を出させてもよろしいですか?」
明玉(めいぎょく)が言うと、瓔珞(えいらく)はむせました。
「困るわ。」
瓔珞(えいらく)は茶を飲みました。
「貴人は鞦韆(ブランコ)で風にあたり喉をお痛めになられたようなのでそのお話はご回復なされてからにしてください。」
明玉(めいぎょく)は李玉(りぎょく)に言いました。
「三日もたたずに貴人様がお風邪を召されるなんてあまりに頻繁ではありませんか?」
李玉(りぎょく)は困ったように言いました。
養心殿。
乾隆帝は妃嬪(ひひん)の宮殿の名前が書かれた札を蹴飛ばして怒りました。
「そんなに嫌なら伽はせぬ。下がれ。」
乾隆帝は李玉(りぎょく)を部屋から追い出しました。
夜の儲秀宮(ちょしゅうきゅう)。
嘉嬪(かひん)は蘭児(らんじ)から瓔珞(えいらく)が夜伽を断っている報告を受けて自分の脅しが効いたと思いました。
鍾粋宮(しょうすいきゅう)。
愉妃(ゆひ)は純妃(じゅんひ)と碁を打ちながら、皇帝を怒らせた瓔珞のことを話題にしました。
純妃(じゅんひ)は瓔珞(えいらく)が皇帝の気を引こうとして怒らせたと思いました。
玉壺(ぎょくこ)は瓔珞(えいらく)が寿康宮(じゅこうきゅう)に行って皇太后に頻繁に会っていると言いました。
純妃(じゅんひ)は瓔珞(えいらく)が皇太后にいくら取り入っても皇太后は後宮のことには関わらないので無駄だdと思いました。
延禧宮(えんききゅう)。
明玉(めいぎょく)は瓔珞(えいらく)に陛下のはからいを受けるべきだと言いました。
瓔珞(えいらく)は放っておけばいいと言って寝ることにしました。
明玉(めいぎょく)は不満に思いました。
次の日の寿康宮(じゅこうきゅう)。
純貴妃(じゅんきひ)は江南の名称は蘇州で風光明媚な景色の美しさを皇太后に話していました。
皇太后は純貴妃(じゅんきひ)をみれば蘇州と杭州のおなごは気立てが良いのがよくわかると微笑みました。
そこに乾隆帝がやって来て母に挨拶しました。
乾隆帝は辺りに瓔珞(えいらく)がいないか見渡すと椅子に腰かけました。
皇太后は江南の絶景を見たことがないが美しい絵を手に入れたと皇帝に絵を見えました。
その絵は皇帝が瓔珞(えいらく)に贈ったものでした。
乾隆帝は怒りが込み上げるも知らない振りをしました。
純貴妃(じゅんきひ)は帰り際に政務が忙しい乾隆帝を気遣いました。
純貴妃(じゅんきひ)は皇帝が瓔珞に絵を贈ったことを嫉妬すると、瓔珞が無礼にもそれを皇太后に贈った意図が気になりました。
延禧宮(えんききゅう)。
瓔珞(えいらく)は庭で絵を描いていました。
そこに怒った乾隆帝が現れると瓔珞(えいらく)の手を引っ張って強引に部屋に連れて行きました。
李玉(りぎょく)は明玉(めいぎょく)に陛下から賜った絵を他の人に贈ったことを叱りました。
明玉(めいぎょく)は皇太后様に差し上げたので問題は無いと言い返しました。
「皇太后様でなければ首が飛んでいたところだぞ!」
李玉(りぎょく)は明玉(めいぎょく)に怒りました。
「濡れ衣だったら貴人が弁明すればよいものを、冷遇されたと朕を責めるのか!?」
乾隆帝は寝台に瓔珞(えいらく)を押し倒しました。
「貴人にすぎぬ私が寵愛を得たから妃嬪様は怒っているのです。そのたびに陛下に訴えるわけにはいきません。一度や二度ならまだしも、数を重ねれば陛下も煩わしく思いましょう。だから私は口を閉ざしました。」
瓔珞(えいらく)は言いました。
「あの絵はどうして太后に贈ったのだ?」
乾隆帝は尋ねました。
「太后様がお好きだからです。」
「あなたは嘘をついている!」
「陛下はなぜだとお思いですか?」
「後宮の妃嬪(ひひん)は皇后でさえも朕に従順なのに、そなただけは勝手に振舞っている。そなたの気まぐれな行動は朕の気を引き心配させるためであろう。魏瓔珞(ぎえいらく)よ。朕にそなたの策が見破れぬと思うのか?」
「陛下がお見通しならどうしてお怒りになるのですか?」
「お前っ!」
「陛下がお怒りならば絵はお返し願うことにいたします。それで済むのでは?怒るとお体に障ります。」
瓔珞(えいらく)は皇帝の肩に触れました。
「もう一度言ってみろ!首をへし折ってやる!は?」
乾隆帝は瓔珞(えいらく)を再び寝台に押し倒しました。
瓔珞(えいらく)は咳き込みました。
「痛かったか?力は入れてないぞ?お前は騙したな?魏瓔珞(ぎえいらく)。これ以上朕を騙したらただではおかないからな!」
「あなたは私の性格をよくご存じでしょう?」
瓔珞(えいらく)は皇帝の首に手を回すと口づけしました。
皇帝が庭に出て来ました。
乾隆帝は李玉(りぎょく)に「工部尚書哈達哈(ハダハ)を正使に内閣学士伍齢安(ウリンガ)を副使に魏貴人を令嬪(れいひん)に封じる。さがに嘉嬪(かひん)とひと月の謹慎と女則(じょそく)の書写百回。」と命じました。
明玉(めいぎょく)や珍珠(ちんじゅ)たちは土下座して感謝しました。
乾隆帝はご機嫌な様子で延禧宮(えんききゅう)を後にしました。
鍾粋宮(しょうすいきゅう)。
「令の字の由来は詩経の大雅ですよね?圭のごとく璋のごとし令聞令望あり。玉のような美に対して与えられる称号なのに。陛下は激怒されたのに一体どうしてこのような称号をお与えになったのでしょう。魏瓔珞(ぎえいらく)はやり手ですわ。入内して三月のうちに昇進したのですから。」
愉妃(ゆひ)は純妃(じゅんひ)に尋ねました。
「やはり見過ごせなくなってきたわね。手を打つとしても自分の手は汚さないわ。瓔珞(えいらく)に最も恨みを抱いているのは嘉嬪(かひん)よね。」
純貴妃(じゅんきひ)は言いました。
乾隆帝の仕事部屋。
富察傅恒(フチャふこう)が金川の戦で勝利したという吉報が入りました。
乾隆帝はサラベンが投降した知らせを受けて喜ぶと傅恒(ふこう)の器の大きさを確信しました。
富察家。
傅恒(ふこう)が帰って来ました。
家来たちは傅恒(ふこう)を出迎えました。
傅恒(ふこう)は母に挨拶しました。
母は三年ぶりの息子の帰還に安堵しました。
爾晴(じせい)に子が生まれていました。
三つほどの年頃の男の子が部屋に連れて来られました。名を福康安(フカンガ)と言いました。
爾晴(じせい)は福康安(フカンガ)に「父上に挨拶を」と言いましたが福康安(フカンガ)は黙って傅恒(ふこう)を見上げていました。
傅恒(ふこう)は母に休んでくるよう促しました。
爾晴(じせい)は福康安(フカンガ)を「あなたの子よ」と言いました。
傅恒(ふこう)は爾晴(じせい)が医者がいるのに一人で出産を試み母の気を引こうとしていたことを見抜いていました。
爾晴(じせい)は瓔珞(えいらく)が令嬪(れいひん)になったことを傅恒(ふこう)に教えました。
傅恒(ふこう)は顔色を変えました。
「三年。三年たっても忘れられないの?あっはは。残念ね。あの女はもう陛下のものよ。」
爾晴(じせい)は笑いました。
傅恒(ふこう)は爾晴(じせい)を無視して部屋を出て行きました。
爾晴(じせい)は大声を出して悔しがりました。
紫禁城。
富察傅恒(フチャふこう)は瓔珞(えいらく)が本当に妃になったのか確かめようとしていました。海蘭察(ハイランチャ)はそれを引き止めました。
傅恒(ふこう)の前に瓔珞(えいらく)が乗った輿が現れました。
瓔珞(えいらく)は厳しい表情のまま傅恒(ふこう)の前を通り過ぎました。
傅恒(ふこう)の目から幾筋もの涙が流れました。
皇帝の部屋。
富察傅恒(フチャふこう)は皇帝に挨拶しました。
乾隆帝は傅恒(ふこう)を褒めると欲しい物を尋ねました。
「陛下。本当に何でも構わないのですか?」
「・・・・・・。勅令を出す。富察傅恒(フチャふこう)を一等忠勇公へ封じる。宝石の頂玉と四団龍補服を贈る。」
乾隆帝は気難しい表情を演じました。
傅恒(ふこう)は礼を言うと部屋から出て行きました。
夜の傅恒(ふこう)の書斎。
「なぜだ。」
傅恒(ふこう)は落ち込んでいました。
清蓮(せいれん)は何を悩んでいるのか尋ねました。
「戦が苦境に陥っている時に、陛下が十二通の勅令をお出しになり、撤退をお命じになった。だが命令に背いて最後の力を振り絞り、私は戦おうとした。勝てば(愛しい人を)望めると思ったからだ。あと一歩。あと一歩だったのに。手柄と引き換えに・・・ある人が欲しかった。一度は失ったが命を懸けても取り戻すつもりだった。戦場で敵の刃が胸に迫った時にこう思った。もし生きて帰れたら何が何でも手に入れる。たとえ恨まれようとも一生手離すものかと。これまでの私は男とは寛大であるべきだと思っていた。あの人の幸せを願っていた。今のあの人は幸せだ。令嬪となり陛下の寵愛を得たのだ。それなのにつらい。清蓮(せいれん)。嫉妬の苦しさが分かるか?まるで毒蛇のように私の心に噛みつくのだ。嫉妬の苦しみを味わうと誰もが無様になる。陛下に望みを尋ねられても私は言えなかった。あの人に害が及ぶとわかっていたからだ。だがつらい。つらくてたまらぬ。」
傅恒(ふこう)は涙をこぼしました。
「若さま。それは運命のいたずらです。ご自分に厳しすぎるのでは?人間なら感情があるのが当然です。感情を押さえすぎなのでは。」
清蓮(せいれん)は言いました。
「姉上が言っていた。必ず後悔するだろうと。その通りになった。後悔してもしきれぬ。私はどうすればよいのだ。」
傅恒(ふこう)は目を閉じました。
鍾粋宮(しょうすいきゅう)。
乾隆帝が訪れると純貴妃(じゅんきひ)は琴のような楽器を優雅に奏でていました。
感想
瓔珞(えいらく)44話の感想です。今回はまた趣きがあって良かったです!清蓮(せいれん)さんがいい事言ってました。爾晴(じせい)と結婚することを選んだ傅恒(ふこう)は家庭生活では不幸のどん底に陥り、これ以上ない戦果を挙げて乾隆帝に認められました。傅恒(ふこう)は爾晴(じせい)と結婚して出世を選んだことをとても後悔しているようでした。
乾隆帝は傅恒(ふこう)が瓔珞(えいらく)のことを愛していたことを知りながらも意図的に避けています。恋の勝者となった乾隆帝に傅恒(ふこう)はただの義弟のようにしか見えないのかもしれません。
天下の男が女性をめぐり嫉妬心を表すことは、あの中国においても厳しい規制があると私はこの回を見て解釈しました。でも女性たちは嫉妬心を表すことは認められているという暗黙の文化もあるようです。それは上と下の関係だから、下の者を管理している上の者は下の者が自制がきかぬのは当然だという前提に立っていると思われます。
持論はさておき、今回は瓔珞(えいらく)がうまく出世しました。
乾隆帝は瓔珞(えいらく)が目上の妃嬪(ひひん)にいじめられていることを知り、その対策として瓔珞(えいらく)を昇格して障害を取り除いてやろうとしたということです。
妻がたくさんいれば嫉妬が生じるのは当然といえましょう。
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