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瓔珞(えいらく)61話 あらすじと感想 悲しみの花嫁衣裳 明玉(めいぎょく)は銀張りの犠牲となり...中国ドラ

瓔珞(えいらく)61話 悲しみの花嫁衣裳 

瓔珞(えいらく)61話 のあらすじと感想

目次

あらすじ

令妃(れいひ)魏瓔珞(ぎえいらく)の寝床に順嬪(じゅんひん)鈕祜禄(ニオフル)氏が潜り込んで来ました。順嬪は少し話した後に瓔珞の反対側に頭をもたげて眠りました。瓔珞も目を閉じました。しばらくして順嬪は起き上がると瓔珞の寝息を確かめました。


日中の寿康宮(じゅこうきゅう)。

「血の写経を嫌々続けるとは仏様を冒涜しているわ。」

皇太后は瓔珞(えいらく)のことについて劉女官(りゅうにょかん)に悪口を言いました。

「皇太后様。令妃様のことは円明園で三年を共に過ごしたのでよくご存じでは?」

劉女官は言いました。

「一緒に暮らしていたからわかるよの。魏瓔珞たいへん聡明であらゆる手を使って人を魅了させる。富察皇后(フチャこうごう)もそうだった。陛下もまた然りよ。」

「考え過ぎでは?」

「令妃が写経が嫌だと順嬪に言っていたそうよ。」

皇太后は嘘の話を信じていました。

令妃(れいひ)瓔珞(えいらく)が血の写経を持って来ました。

劉女官は皇太后のかわりに受け取ると言いました。

瓔珞は出直そうとすると、劉女官は皇太后様が血を使うことを心配していると言いました。

瓔珞は功徳のためなので案ずることはないと答えました。

劉女官は皇太后が勤行するのでしばらく来なくて良いと言って瓔珞を追い返しました。


帰り道。

明玉(めいぎょく)は皇太后の変貌ぶりに驚いていました。

瓔珞(えいらく)はそれよりも自分の身を案じるべきだと言いました。

海蘭察(ハイランチャ)がやって来ました。

瓔珞は明玉を残して先に帰りました。

明玉は令妃に仕えているので結婚できないと断りました。

海蘭察は皇帝も縁談を認めてくれたのになぜ結納品を返すのか尋ねました。

明玉は寡婦になりたくないからだと答えました。そして海蘭察と親しくしたのは令妃に情報をもたらすためだったと嘘を付きました。

海蘭察は明玉が母のために抹額(まっこう)を縫って手料理を作ったのは自分を利用するためだったのかと尋ねました。

明玉は涙ながらにそうでもしなければ情報が貰えなかったと言いました。

海蘭察は明玉の嘘を信じませんでした。

「明玉。あなたに何があった。婚儀の後に話を聞かせてくれ。」

しかし明玉は海蘭察のもとを去りました。


明玉の部屋。

明玉は縫い掛けの刺繍を抱き締めて泣きました。

承乾宮。

袁春望(えんしゅんぼう)は雍正帝(ようせいてい)4年の年に琴職人に調律させその後は庫房に放置されていた楽器「蕉葉琴(しょうようきん)」について皇后に説明していました。

嫻皇后(かんこうごう)は袁春望(えんしゅんぼう)に円明園から5日に1日の頻度で琴を1張届けるよう命じました。嫻皇后は自ら調律して帳簿に記すと言いました。

袁春望は、わざわざ皇后の手を煩わす必要は無く自分で調律師を見つけると言いました。

嫻皇后は康熙帝が奏でた琴が大切にされていないことを皇帝に知られると怒られると言いました。

珍児(ちんじ)は和安公主の法要以来皇帝の御来臨が途絶えているのにどうして陛下の気を引くようなことをするのか尋ねました。

袁春望(えんしゅんぼう)は四か月後に康熙帝の命日があるので皇后の心遣いを皇帝が知れば喜ばれると言いました。

嫻皇后(かんこうごう)は琴の名前を刺繍するように命じました。

突然、琴が第十二皇子永琪(えいき)の足の上に落ちて皇子が泣きました。皇子が琴に触れたのでした。

乳母は土下座して謝罪しました。

嫻皇后(かんこうごう)は皇子に大人しくしているように言うと、修理できる職人を袁春望(えんしゅんぼう)に捜させました。

「少しも私に似ていないわ。」

嫻皇后(かんこうごう)は皇子に失望しました。

珍児は乳母に皇子を御花園(ぎょかえん)に連れて行くよう命じました。

珍児はもう少し皇子に寛大になるように求めました。

嫻皇后は皇子に大きな期待をしているので甘やかすことはできないと言いました。

袁春望は琴を持って修理できる者を捜しに行きました。


夜の養心殿。

珍児は和親王が十二皇子に贈った品物を皇后に見せました。

嫻皇后(かんこうごう)は琴の調律をしていました。

珍児は和親王の手紙を皇后に渡しました。

「皇后娘娘(様)。宮は秋になるといつもコウロギを灯篭に入れて元宵節(げんしょうせつ)に灯篭に灯りをつけ泣き声を愉しんだものです。ある日、私はコウロギを捕まえようとして大火事になるところでした。父上に叱られましたが私は学問にも秀でています。腕白は聡明な証です。上書房(じょうしょぼう)に行けば師傅(しふ)が教育してくれます。皇后様。ご安心ください。」

手紙には和親王の心遣いが表れていました。

珍児は永琪(えいき)をあやしました。


ある日。

富察傅恒(フチャふこう)は福康安(フカンガ)と一緒に皇宮にやって来ました。福康安は皇子たちに叩かれたと訴えました。

傅恒(ふこう)は福康安が皇子の硯や扇を壊し、師傅(しふ)の書を破り教鞭を折ったからだと悟しました。

福康安はすぐに告げ口した太監を蹴りました。

傅恒(ふこう)は今日は夕食抜きだと言いました。

そこに順嬪(じゅんひん)が現れました。

「福康安はちっとも父親に似ていないわね。」

順嬪はそう言うと福康安の頭をなでました。

傅恒(ふこう)は福康安に無礼を謝罪させました。

順嬪はわざと手巾を落としました。

傅恒は見覚えのある蜻蛉(とんぼ)の刺繍を見て尋ねました。

順嬪は「手巾がどうかしましたか?」と尋ね返しました。

傅恒は「何でもありません」と言って去りました。


富察家の傅恒の書斎。

傅恒(ふこう)は香り袋を引き出しから取り出しました。袋には似たような刺繍が施されていました。


延禧宮(えんききゅう)。

明玉(めいぎょく)は赤い婚礼衣裳を身に着け瓔珞(えいらく)の前に姿を見せました。

珍珠(ちんじゅ)は「なんてお美しいのでしょう」と感激しました。

瓔珞(えいらく)は珍珠に明玉の頭飾りを取りに行かせました。

「明玉。」

「瓔珞。あなたのそばを離れたくない。」

明玉は瓔珞に懇願しました。

「この花嫁衣裳の刺繍は私が図案を描いて刺繍させたのよ。本当は自分でしたかったけどやめたわ。私は生まれた時に母を亡くし姉も失った。易者に占ってもらったところ運が強すぎるらしいの。両親が健在で子を持つ女性が花嫁を祝福すべきだわ。私にはその資格がない。」

「瓔珞。あなたらしくないわ。」

「自分のことじゃなくあなたのためだから。」

「瓔珞。ずっとそばにいたい。つらすぎるの。縁談を破談にしてここに戻りたい。」

明玉は泣きました。

「明玉。深紅の花嫁衣裳が泣くわよ。姉は私に手作りの花嫁衣裳を作って嫁がせるつもりだった。でも、私には縁がなかった。だから着て欲しいの。皇后様がいらっしゃればあなたの嫁入りを喜ばれたはずよ。私の姉妹の夢は叶わなかった。あなたには幸せになってほしいの。お願い。」

瓔珞は泣きました。


明玉の部屋。

明玉は使用人の服に着替えて花嫁衣裳を悲しそうに見ていました。

珍珠(ちんじゅ)が戻って来て順嬪(じゅんひん)から刺繍の手本と金の道具の贈り物を貰って来たと言いました。

明玉(めいぎょく)はお礼を伝えて欲しいと珍珠(ちんじゅ)に頼みました。

侍衛室。

海蘭察(ハイランチャ)が帰って来ると傅恒(ふこう)が待っていました。

傅恒は屋敷を買った証文を海蘭察に贈りました。

海蘭察(ハイランチャ)は侍衛(しえい)の皆は借家に住んでいるのが当たり前だと言いました。

「私にくれるのか?なんていい奴なんだ。待てよ。婚儀の祝儀ならもう貰ったぞ。」

「素直に受け取れ。」

「ここなら紫禁城に近いから明玉が毎日参内できる。まさか令妃(れいひ)様を?」

「海蘭察。余計だぞ。いらないなら返せ。」

「欲しいに決まってるだろ!」

「なら大人しく受け取れ。」


かつて高貴妃(こうきひ)の犬が隠されていた岩場。

傅恒は瓔珞がここで犬を助けたことを思い出していました。

順嬪が黒い猫を抱いてやって来ました。

「傅恒大人はおかわりないようですね。かねてより文武に秀でて端正なお方だというお噂は聞いておりました。でもそれは本当の姿じゃない。」

「順嬪様。会ったこともないのにどうしてわかるのですか?」

「兆恵(ジョーホイ)将軍は荒くれ者で戦のたびに大酒を飲んで暴れていたそうよ。傅恒大人は?毎朝寅の刻に起きて鍛錬を行い夜明けを迎える。仕事が終われば本を読んで亥の刻に眠りにお就きになる。まるで養心殿の自鳴鐘(じめいしょう)ね。機械よりも正確だわ。」

「習慣にしているだけです。」

「自分を律しているつもりでも我慢し過ぎると憂鬱になるわよ。誰でも怒るときはあるのにあなたはいつも穏やかな顔をしているわ。心の中は憂鬱でいっぱいなはずよ。」

「順嬪様。勝手な想像はお慎みください。」

「やっと怒ったわね傅恒(ふこう)大人。おもしろいわ。」

「順嬪様こそ私が思っていた明るく活発な女性とは違う。」

「武術ができる殿方の手は荒れているけど傅恒大人の手はとてもきれいね。富察皇后様の弟君で軍機大臣(ぐんきだいじん)なのに謙虚で下の者にも敬意を払っている。陛下が重用なさり官吏たちにも敬われるはずだわ。でも肩身が狭いのでは?」

「憶測はおやめください。」

傅恒は不快になりました。

「自分に厳しい生き方は苦しいはずよ。」

順嬪は言いました。

「もう結構。」

傅恒(ふこう)は去ろうとしました。

「傅恒大人。私は失礼なことを言ったけど、それはあなたを見た率直な感想よ。お気を害されたのなら謝るわ。」

「今のことはなかったことにしてください。」

傅恒(ふこう)は答えました。

「傅恒大人が私の命を救ってくれたことは胸に刻んで一生忘れない。私はあなたに幸せになってほしいと本気で思っているの。先ほどは何をお尋ねになったのですか?」

「藤豆と蜻蛉の図ですか?どこでそれを?」

傅恒(ふこう)は手巾について尋ねました。

「令妃が同じ手巾を持っていたの。二匹の蜻蛉の仲が良い様子が気に入ったから譲って欲しいと頼んでもくれなかったの。だから自分で縫ったわ。何か思い出があるの?」

「これは韓希孟宋元名跡冊(かんきもうそうげんめいせきさつ)の一枚で他の図柄と雰囲気が違うので気になったのです。」

「そうですか。」

「はい。ではこれにて失礼します。」

傅恒(ふこう)は去りました。


夜の明玉の部屋。

明玉は再び赤い花嫁衣裳を着て鏡の前で自分の顔を見つめました。手元には順嬪(じゅんひん)から贈られた金の鋏がありました。

次の日の延禧宮(えんききゅう)。

瓔珞(えいらく)のもとに順嬪(じゅんひん)が遊びに来ていました。

珍珠(ちんじゅ)が瓔珞の世話をしていました。

瓔珞は明玉の嫁入りに際して家柄による格が劣らぬよう力を尽くして応援していました。

瓔珞は明日は年季明けなのに明玉がなぜ来ないのか不思議に思いました。


瓔珞(えいらく)と順嬪(じゅんひん)は雑談しながら明玉(めいぎょく)の部屋に向かいました。

瓔珞が扉を開けると明玉は赤い花嫁衣裳を着たまま胸に金の鋏を突き立てて死んでいました。

瓔珞(えいらく)と珍珠(ちんじゅ)は泣きました。


訓練場。

海蘭察(ハイランチャ)は婚礼を明日に控え皇帝との稽古に身が入りませんでした。

乾隆帝は明日結婚式なので気が気でないのだろうと言いました。

海蘭察は既に実家を引き払い傅恒から貰った新居に親と引っ越したと正直に言いました。

海蘭察は一日暇が欲しいと頼みました。

徳勝が動揺した様子で現れ明玉が亡くなったと報告しました。


延禧宮(えんききゅう)。

海蘭察(ハイランチャ)は令妃(れいひ)に会おうと扉を何度も叩きました。

順嬪(じゅんひん)が部屋から出て来ました。

「陛下の御前侍衛(しえい)なら掟を破ってよいとでも?令妃(れいひ)様は悲しみに暮れておられる。話なら私が聞くわ。」

順嬪は言いました。

「明玉はなぜ死んだのですか?」

海蘭察は尋ねました。

「見つけた時にはすでに亡くなっていて遺言は聞けなかったわ。」

順嬪(じゅんひん)は答えました。

「令妃様!ご親友のあなたがなぜ何も言ってくださらないのですか!」

海蘭察は叫びながら扉を叩きました。

「無礼な!海蘭察。勝手な真似は赦さぬ。捕らえよ!」

乾隆帝が現れました。

海蘭察は泣き叫びながら連行されました。

「一生中にこもっても死んだ者は生き返らぬぞ。」

乾隆帝は部屋の中に向かって厳しく言いました。

「陛下。明玉の死についてお話があります。」

順嬪は言いました。

乾隆帝は順嬪の手を引いて行きました。


延禧宮(えんききゅう)。

瓔珞は赤い花嫁衣裳を抱きしめながら悲しんでいました。

「明玉。どうしてなの。」


養心殿。

皇帝の前に海蘭察が引き立てられました。

乾隆帝は葉天士に説明させました。

葉天士は明玉の体内にある銀針が臓腑に達し手の施しようがなかったが明玉に口外しないよう頼まれていたと説明しました。

海蘭察は葉天士を殴ろうとしましたが皇帝がやめるように言いました。

海蘭察は結婚を急がせた自分が悪かったと言って泣きました。

李玉は令妃に知らせるべきか尋ねました。

乾隆帝は黙っておくように命じました。

葉天士はもう令妃様を欺けないと主張しました。

乾隆帝は黙っていても既に分かっているはずだと言いました。


日中の延禧宮(えんききゅう)の門前。

順嬪が会いに来ましたが珍珠(ちんじゅ)は朝餉の前から令妃(れいひ)がいないと言いました。


順嬪(じゅんひん)は傅恒(ふこう)に会うと令妃(れいひ)がいなくなったことを教えました。順嬪(じゅんひん)は令妃が自分を責めるあまり早まるのではないかと言いました。

傅恒は後宮のことなので干渉しないと言って去りました。

「分かっているわね。」

順嬪(じゅんひん)は遺珠に言いました。

「はい。」

遺珠は答えました。

長春宮。

瓔珞(えいらく)は富察皇后の霊前で放心しながら数珠を回していました。

瓔珞は雑巾でで机を磨いていました。

「何をしている。あなたは令妃だ。使用人ではない。人に見られたらどう言われると思う。」

傅恒が現れました。

「私のことはほっといて。」

瓔珞は言いました。

傅恒は瓔珞の手から雑巾を奪うと捨てました。

瓔珞は雑巾を拾って品物を拭きました。

「魏瓔珞。姉上に続いて明玉が死んだ。残ったのはあなただけだがそれがなんだというのだ。あなたは魏瓔珞(ぎえいらく)だ。二人の友がいなくなってもまた立ちあがれ。」

「あなたに何がわかるの。」

「海蘭察に聞いた。明玉は迷惑をかけぬため自害したと。あなたは悪くない。話してくれ。」


乾隆帝が長春宮に向かっていました。

「私が結婚を急がせたの。もっと真剣に話を聞いてあげるべきだった。そうすれば明玉は死なずに済んだの。」

瓔珞は掃除をして気をまぎらわそうとしていました。

「明玉が自害しなくても命が尽きかけていた。針は臓腑に達し助からなかった。分かっていたなら自分を責めるな。」

傅恒は慰めようとしました。

「私には私心があった。」

「どんな私心が?」

「先の皇后様がおっしゃったわ。私の輿入れを見送ると。だから(愛する人との結婚は)叶わなかった。明玉の輿入れには赤い服を着せたかった。私が着られなかった花嫁衣裳を。私が悪いの。私が叶えられなかった夢を明玉に託したの。明玉は助からなかった。私の身勝手な振る舞いが、あの子を死なせたの。」

「瓔珞。気にするな。」

「私がもっと、あの子を大切にしてあげればよかった。もっと優しく、寄り添うべきだった。あと少しでも時間があるなら、謝れたのに。せめて、赦しを請いたかった。赦して欲しい。」

瓔珞は号泣しました。

乾隆帝はその様子を見ると黙って引き返しました。

「傅恒大人。取り乱したわ。赦して。」

「瓔珞。」

「あなたは名前で呼んではいけないわ。」

「令妃様。ご自愛ください。」

傅恒が言うと、瓔珞は去ろうとしました。

「なぜここにいることがわかったの?」

瓔珞は冷静になりました。

「いなくなったことを知らせたのは順嬪(じゅんひん)だ。あなたがここにいると思った。何か?」

「別に。」

瓔珞(えいらく)は去りました。


養心殿。

乾隆帝は考えていました。

順嬪(じゅんひん)が刺繍を手に皇帝に拝謁しました。

順嬪は令妃(れいひ)から習った刺繍を皇帝に見せました。

皇帝は二匹の蜻蛉と藤豆の図を目にしました。

順嬪(じゅんひん)は令妃(れいひ)に何度頼んでも手巾を貰えなかったこと、都に来る前に傅恒(ふこう)に助けられたことと、傅恒にこの柄について尋ねられたことなどを打ち明けました。

「そういえば傅恒大人の香袋にも同じ刺繍がありました。助けられた時に見たのです。」

「黙れ。沈璧(ちんへき)。朕は公務がある。そなたは戻っておれ。」

「陛下。私のことが気に入りませんでしたか?」

「いいや。朕は忙しいだけだ。公務が終われば後で会いに行く。」

乾隆帝は順嬪を下がらせました。

感想

瓔珞(えいらく)61話の感想です。明玉(めいぎょく)はなんて可哀そうな亡くなり方をしたのでしょうか!このドラマで一番かわいかったのに死んでしまいました。このドラマの紫禁城のお妃たちは平気で人を殺すのですね。実際どうだったかはわかりませんが史実はこんなにひどいはずがない!と思いたいです。

明玉(めいぎょく)さんはかねてより海蘭察(ハイランチャ)と愛を温めてきました。その年数はドラマのストーリーから逆算すると、少なくとも交際期間は7年になると思います。明玉(めいぎょく)と海蘭察(ハイランチャ)の心の絆は夫婦同然の関係でありながらも純妃(じゅんひ)と順嬪(じゅんひん)の悪だくみによって打ち砕かれてしまいました。

海蘭察(ハイランチャ)もずっと待っていたのか期待していたのかその辺のことは描かれていませんでしたが劇中では二人の関係そのものに恋愛面での邪魔が入ることはありませんでした。

順嬪(じゅんひん)は明玉(めいぎょく)を自害させるために黄金の鋏を贈りました。

順嬪(じゅんひん)がなぜ他の宮に干渉したのかさっぱり理由はわかりません。きっと悪意があってのことなのしょう。

他人の人生なんか自分には関係ないのに放っておけばいいのにね。どこにでも会ったことのない無関係の他人の邪魔をする悪い人がいるものです。

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